富良野には花を楽しめる場所がいくつもありますが、「風のガーデン」は少し雰囲気が違います。
広い花畑を遠くから眺めるというより、木々に囲まれた小さな道を歩きながら、季節ごとに咲く花を一つひとつ見ていく庭です。
しかも、ここはテレビドラマ「風のガーデン」のためにつくられた場所。庭の奥まで歩くと、ドラマに登場したグリーンハウスが今も残っています。
花にそれほど詳しくなくても大丈夫です。実際に歩いてみると、花だけではなく、木陰や風、少し離れたところから聞こえる鳥の声まで含めて楽しむ場所なのだと感じます。
富良野観光の予定をぎっしり詰め込む日より、少し余裕を持って歩きたい日に向いている場所です。
訪れる前に押さえておきたいこと
- 2026年の営業期間は4月25日~10月12日
- 入園料は大人1,200円・小学生700円・幼児無料
- 季節によって営業時間が変わる
- 新富良野プリンスホテルの無料駐車場を利用できる
- 受付から庭園までは送迎車で約4分
- ドラマで使われたグリーンハウスを見学できる
この記事では、2026年9月5日に確認した新富良野プリンスホテルの公式情報をもとに、営業時間、料金、アクセス、見どころ、滞在時間までまとめています。
風のガーデンの営業時間と料金
風のガーデンは一年中入れる庭園ではありません。
2026年の営業期間は4月25日(土)から10月12日(月・祝)まで。さらに、時期によって開園時間が変わります。
| 期間 | 営業時間 | 最終受付 |
|---|---|---|
| 4月25日~6月30日 | 8:00~17:00 | 16:30 |
| 7月1日~8月31日 | 6:30~17:00 | 16:30 |
| 9月1日~9月23日 | 8:00~17:00 | 16:30 |
| 9月24日~10月12日 | 8:00~16:00 | 15:30 |
夏は朝6時30分から入れるのが特徴ですが、9月後半になると閉園も早くなります。
特に秋の富良野観光では、「ほかを見てから最後に風のガーデンへ」と考えていると間に合わなくなることがあります。
9月後半は閉園時間に注意
2026年9月24日からは16:00閉園、最終受付15:30です。受付から庭園まで送迎車で移動する時間もあるため、閉園間際ではなく少し余裕を持って到着するのがおすすめです。
2026年の入園料金
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| おとな | 1,200円 |
| 小学生 | 700円 |
| 幼児 | 無料 |
| 年間パスポート | 1,500円 |
営業時間や営業内容は天候などによって変わる場合があります。
旅行日が決まったら、新富良野プリンスホテル公式「風のガーデン」を当日または前日に確認しておくと安心です。
風のガーデンはどんなところ?
風のガーデンは、新富良野プリンスホテルの敷地内にあるブリティッシュガーデンです。
もともとは脚本家・倉本聰さんによるテレビドラマ「風のガーデン」の舞台として造成された庭で、2006年から約2年をかけてつくられました。
ガーデンデザインを手がけたのは上野砂由紀さん。北国の気候に合う宿根草を中心に植えられ、現在は450品種以上、約2万株の花々が季節を追うように咲いていきます。
約2,000平方メートルという数字だけを見ると、それほど巨大な観光施設には感じないかもしれません。
でも、ここは広さを競う場所ではありません。
曲線を描く小道の向こうに次の景色が現れたり、背の高い植物の間からグリーンハウスが見えたりと、歩くたびに景色が少しずつ変わるところに面白さがあります。

ドラマを見ていなくても楽しめますか?

大丈夫です。ドラマを知っていればグリーンハウスなどがより印象に残りますが、知らなくても庭そのものがきれいです。花を見ながら静かに歩きたい人なら十分楽しめると思います。
風のガーデンの見どころ
「花がきれい」というだけで終わらないのが、風のガーデンの魅力です。
せっかく入園するなら、次の場所は意識して見ておきたいところです。
季節ごとに表情が変わる庭
風のガーデンでは、一斉に同じ花が咲くわけではありません。
春から秋まで、その時期に合った花が少しずつ入れ替わっていきます。
そのため「何月が絶対に一番」と決めるより、訪れた日に咲いている花を楽しむくらいの気持ちで行くほうが、この庭には合っています。
7月や8月は緑も濃く、さまざまな植物が重なるように育つ時期。9月になると真夏とはまた違う落ち着いた色合いに変わっていきます。
開花状況は天候や気温で変わるため、花を目的に訪れるなら公式サイトから最新の開花情報を確認するのがおすすめです。
ドラマの舞台「グリーンハウス」
ガーデンの奥にある白い建物がグリーンハウスです。
テレビドラマ「風のガーデン」で家族が過ごした重要な場所で、現在も撮影時の雰囲気が残されています。
公式案内では、グリーンハウスの室内を追加料金なしで見学できます。
ドラマを覚えている人なら、「ここだったのか」と感じる場面も多いはずです。
一方でドラマを見ていない人でも、花に囲まれた白い建物そのものが絵になるので、写真を撮りたくなる場所だと思います。
羊の広場から散策が始まる
送迎車を降りて風のガーデンへ到着すると、最初に目に入るのが羊の広場です。
2026年の公式案内では4頭の羊が紹介されています。
ここからゲートを抜けると、木々に囲まれたガーデンへと景色が変わっていきます。
いきなり庭の中心に到着するのではなく、少しずつ世界観が切り替わっていくのも風のガーデンらしいところです。
見頃はいつ?季節ごとに楽しみ方が違う
風のガーデンについて調べると、「いつ行くのが一番きれい?」と気になる人は多いと思います。
ただ、この庭の場合は一種類の花の満開を目指す場所ではありません。
450品種以上の植物があり、春から秋まで順番に花が入れ替わるため、訪れる時期によって印象が変わります。
| 時期 | 楽しみ方 |
|---|---|
| 4月下旬~5月 | 春の庭が動き始める時期。木々や足元の小さな花にも注目 |
| 6月 | 緑が濃くなり、初夏らしい庭へ変化 |
| 7月~8月 | 多くの植物が育ち、花と緑が重なる夏らしい景観 |
| 9月 | 夏とは違った落ち着いた色合い。暑さを避けて歩きやすい日も |
| 10月 | 営業終了前の秋の庭。閉園時間が早いので注意 |
花を目当てに行くなら開花状況を確認
北海道は同じ月でも気温によって花の進み方が変わります。「去年の同じ日に咲いていたから」と決めつけず、訪問直前の公式情報を見るほうが確実です。
駐車場から庭園までは送迎車で移動する
初めて行くと少し分かりにくいのが、駐車場から風のガーデンまでの流れです。
庭の入口まで自分の車で直接向かうわけではありません。
車の場合は新富良野プリンスホテルへ向かい、ホテルの無料駐車場を利用します。
ホテル公式では駐車場は最大390台、無料です。
そこから風のガーデン受付まではホテルから徒歩約2分。受付を済ませたあと、専用の送迎車でガーデンまで移動します。
入園までの流れ
- 新富良野プリンスホテルへ向かう
- ホテル無料駐車場に車を停める
- ホテルから徒歩約2分の風のガーデン受付へ
- 受付で入園手続きをする
- 送迎車で約4分かけて風のガーデンへ
送迎車に決まった時刻表はありません。公式案内では、受付を終えた人から順次出発する方式となっています。
この仕組みを知らずに「庭の目の前まで車で行ける」と考えていると、予定より時間がかかってしまいます。
新富良野プリンスホテルの場所
詳しい交通案内は、新富良野プリンスホテル公式アクセス案内でも確認できます。
JR富良野駅からのアクセス
JR富良野駅から新富良野プリンスホテルまでは約6kmです。
ホテル公式の案内では、タクシーで約12分。路線バス「ラベンダー号」を利用する場合は約17分が目安です。
| 交通手段 | 目安 |
|---|---|
| 車 | 新富良野プリンスホテル無料駐車場を利用 |
| タクシー | JR富良野駅から約6km・約12分 |
| 路線バス | JR富良野駅からラベンダー号で約17分 |
| ホテルから受付 | 徒歩約2分 |
| 受付から庭園 | 送迎車で約4分 |
風のガーデンの位置を地図で確認
風のガーデンの所要時間
公式に「標準滞在時間」が決められているわけではありません。
旅行の予定を組むなら、受付・送迎も含めて考える必要があります。
| 過ごし方 | 時間の目安 |
|---|---|
| 庭を短めに散策 | 45分前後 |
| 花とグリーンハウスをゆっくり見る | 60分前後 |
| 写真を撮りながらゆっくり散策 | 60~90分程度 |
| 受付・往復送迎まで含める | 全体で1~1時間30分程度を見ておくと安心 |
これはあくまで観光予定を立てるための目安です。
送迎車の待ち時間や混雑状況でも変わります。
個人的には、せっかく入るなら「30分で次へ行こう」と急ぐより、1時間ほど庭の中で過ごせる予定を組んでおいたほうが楽しみやすいと思います。

富良野観光は行きたいところが多いので、30分くらいで見られないですか?

庭だけなら急げば回れますが、受付と送迎があります。グリーンハウスまで見て写真も撮るなら、予定には1時間以上入れておいたほうが落ち着いて楽しめます。
2026年はグリーンハウスでピアノも弾ける
2026年に訪れるなら、ドラマファンには少し特別な企画があります。
7月1日から10月12日まで、グリーンハウスにはドラマ「風のガーデン」で実際に使われたピアノがストリートピアノとして設置されています。
演奏可能時間は8:00~16:00。
風のガーデンの入園料を支払った人が対象です。
単にセットを見るだけでなく、ドラマの舞台だったグリーンハウスの中で実際に音を奏でられるのは、2026年ならではの体験です。
9月はガーデナーの特別ツアーもある
2026年9月15日~30日には、1日1組限定でガーデナーによる案内ツアーも予定されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年9月15日~30日 |
| 時間 | 8:00~・約40分 |
| 料金 | 1組4,000円 |
| 人数 | 6名まで |
| 入園料 | 別途必要 |
| 予約 | 事前予約制 |
花の名前だけではなく、庭の歴史や植物の話まで聞いてみたい人には面白い企画です。
期間限定情報です
このガイドツアーは2026年9月30日までの予定です。期間終了後はこの記事の案内を更新します。予約状況や開催条件は公式サイトで確認してください。
服装と靴は歩きやすさを優先
風のガーデンは舗装された都市公園を歩く感覚とは少し違います。
自然の中にある庭なので、観光用でも歩きやすい靴を選んでおくほうが安心です。
雨上がりは足元が湿っていることもありますし、朝夕は夏でも気温が下がることがあります。
持っていくと便利なもの
- 歩きやすい靴
- 薄手の羽織りもの
- 日差しが強い日の帽子
- 雨が心配な日の折りたたみ傘
- 写真を撮るならスマートフォンやカメラ
特に夏の富良野は日中と朝夕で体感温度が変わりやすいので、朝一番に訪れる人は一枚羽織れるものがあると使いやすいです。
風のガーデンと一緒に回りたい場所
風のガーデンは新富良野プリンスホテルの敷地内にあるため、周辺施設と組み合わせやすいのも良いところです。
一方で、富良野の観光地は広い範囲に点在しています。
一日の回り方から決めたい方は、富良野観光のおすすめスポットとモデルコースを先に見ておくと予定を組みやすいです。
富良野チーズ工房と組み合わせる
車で観光しているなら、風のガーデンと富良野チーズ工房を同じ日に組み合わせるのも自然です。
チーズ工房では買い物だけでなく、時期によってチーズやアイスなどの手作り体験も行われています。
花をゆっくり見たあとに北海道らしい乳製品を楽しむと、富良野らしい一日になります。
営業時間や体験内容は、富良野チーズ工房の完全ガイドで詳しくまとめています。
風のガーデンでよくある疑問
最後に、初めて訪れるときに迷いやすいところをまとめます。
風のガーデンは予約が必要ですか?
通常入園について公式では事前予約制とは案内されていません。
ただし、ガーデナーによる特別ツアーなど、イベントによっては事前予約が必要です。
ホテルに泊まらなくても入れますか?
はい。新富良野プリンスホテルの宿泊者でなくても、入園料を支払って利用できます。
庭園まで自分の車で行けますか?
基本的には新富良野プリンスホテル側の受付を利用し、受付後に専用送迎車で庭園へ移動します。
ホテル駐車場は無料で最大390台です。
送迎車の時刻表はありますか?
ありません。
公式では、受付を終えた人から順次出発すると案内されています。
グリーンハウスは中に入れますか?
はい。公式案内では室内を無料で見学できます。
撮影当時のドラマの雰囲気を感じられる場所なので、庭の奥まで歩いて見ておきたいところです。
何月に行くのがおすすめですか?
一つの月だけを「ベスト」と決めるのは難しい庭です。
春から秋まで異なる植物が咲くため、訪問前に公式の開花状況を確認し、その時期ならではの庭を楽しむのがおすすめです。
風のガーデンは少し時間を取って歩きたい
富良野には、短時間で写真を撮って次へ向かえる観光スポットもあります。
風のガーデンは、それとは少し違います。
受付をして、送迎車に乗り、羊の広場を通り、木々の奥にある庭を歩く。さらに進むとグリーンハウスが現れます。
目的地だけを見るのではなく、そこへ向かう途中も含めて楽しむ場所なのだと思います。
花の名前をすべて知らなくても構いません。
季節の花を見ながら小道を歩き、少し立ち止まって景色を見る。それだけでも富良野らしい時間を過ごせます。
風のガーデンへ行くなら
- 営業期間と季節ごとの閉園時間を確認する
- 受付・送迎時間まで予定に入れる
- 1時間~1時間30分ほど余裕を持つ
- 歩きやすい靴で訪れる
- グリーンハウスまで忘れずに見る
- 開花状況は訪問直前に確認する

富良野観光ではつい次の場所を急ぎたくなりますが、風のガーデンは少しゆっくり歩くほうが似合います。天気が良ければ、写真を撮るだけでなく花の間を抜ける風も感じながら歩いてみてください。
営業時間、開花状況、イベント内容は天候や時期によって変わることがあります。訪れる前には新富良野プリンスホテル公式サイトで最新情報を確認してください。

