こんにちは、「美瑛からめぐる北海道」のカズです。
上富良野の市街地から十勝岳方面へ車を走らせていくと、花畑や農地が広がる景色から、少しずつ山の雰囲気へ変わっていきます。
その山あいにあるのが「吹上露天の湯」です。
料金は無料。24時間利用でき、自然の中で源泉かけ流しの温泉に入れるという、北海道でも少し珍しい場所です。
一方で、一般的な日帰り温泉を想像して向かうと驚くかもしれません。
男女混浴で、脱衣場もありません。
特に初めて行く方や女性は、水着を着て行くかどうか、どこに車を止めるのか、冬でも行けるのかまで確認してから向かうのがおすすめです。
この記事のポイント
- 吹上露天の湯は入浴料無料
- 24時間利用できる混浴露天風呂
- 脱衣場はなく、女性は水着またはタオルの利用が推奨されている
- 吹上憩いの広場に駐車スペースがある
- 上富良野駅から町営バスでも行ける
- 冬は積雪・凍結だけでなく道路の冬季通行止めにも注意
吹上露天の湯の基本情報
まずは、訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 吹上露天の湯 |
| 所在地 | 北海道空知郡上富良野町吹上温泉 |
| 入浴料金 | 無料 |
| 利用時間 | 24時間 |
| 入浴 | 男女混浴 |
| 脱衣場 | なし |
| 泉質 | 酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
| 源泉温度 | 47℃ |
| 温泉利用 | かけ流し・加水なし・加温なし |
かみふらの十勝岳観光協会では、入浴料無料・24時間利用可能と案内されています。
一般的な温泉施設のように受付で料金を支払って入る場所ではありません。
自然の露天風呂を利用者同士で大切に使う場所と考えておくと分かりやすいでしょう。
吹上露天の湯は水着で入れる?
初めて行く方が特に気になるのが、水着についてだと思います。
吹上露天の湯では、女性は水着を着用するか、タオルを巻いて入浴することが公式にすすめられています。
一般的な温泉では水着不可の施設もありますが、吹上露天の湯は条件が違います。
混浴で、しかも脱衣場がありません。
女性が利用するなら、最初から服の下に水着を着て向かうなど、現地で大きく着替えなくても済む準備をしておくほうが利用しやすいでしょう。

女性一人でも普通の温泉と同じような感覚で行けますか?

普通の日帰り温泉とはかなり違います。混浴で脱衣場もないので、水着をあらかじめ着て行くなど準備してから向かうほうが安心ですよ。
吹上露天の湯は男女混浴
吹上露天の湯は男女別ではなく混浴です。
ここは旅行前に必ず知っておきたいところです。
「無料の露天風呂」とだけ聞いて、男女別の浴槽があると思って向かうとイメージが大きく違います。
女性専用浴槽や女性専用時間が用意された温泉施設ではありません。
混浴に抵抗がある場合は、無理に利用せず、近くの吹上温泉白銀荘など通常の温泉施設を利用する方法もあります。
吹上露天の湯から近い白銀荘は、男女別の大浴場や露天風呂などを備えた温泉施設です。
「自然の中の秘湯に入りたい」のか、「設備のある温泉でゆっくり入りたい」のかで選ぶ場所は変わります。
脱衣場がないので事前準備が大切
吹上露天の湯には、建物としての脱衣場がありません。
ロッカーが並ぶ更衣室や洗面スペースを想像しないほうがよいでしょう。
そのため、持って行く荷物もできるだけ少なくしておくと動きやすくなります。
初めて行く場合の準備例
- 水着または大きめのタオル
- 入浴後に体を拭くタオル
- 濡れた水着やタオルを入れる袋
- 歩きやすい靴
- 季節に応じた防寒着
山の中なので、市街地と同じ感覚で行かないことも大切です。
特に気温の低い時期は、温泉から出たあと体が急に冷えることがあります。
温泉は源泉かけ流し
設備はシンプルですが、温泉そのものは吹上露天の湯の大きな魅力です。
公式案内では源泉温度47℃、泉質は酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
かけ流しで、加水・加温は行われていないと案内されています。
無色透明の温泉で、人工的に造られた大型温浴施設とは違い、山から湧く温泉を自然の中で楽しむ場所です。
「設備を楽しむ温泉」というより、「温泉が湧いている場所そのものを楽しむ」という感覚が近いでしょう。
吹上露天の湯の駐車場
車で向かう場合は、吹上憩いの広場の駐車スペースを利用します。
上富良野町の資料や過去の公式のお知らせでも、吹上露天の湯駐車場として管理されていることが確認できます。
ただし、公式の現在の施設案内では駐車可能台数を明記していません。
そのため、この記事では「30台」など特定の台数を断定しません。
駐車場からそのまま浴槽が見えるわけではありません。
車を止めたあと、自然の中の遊歩道を歩いて露天風呂へ向かいます。足元が濡れていたり滑りやすかったりする場合を考え、歩きやすい靴がおすすめです。
夜間や冬は昼間より周囲の状況を把握しにくくなるため、初めてなら明るい時間帯のほうが動きやすいでしょう。
Googleマップで場所を確認
上富良野市街から見ると、十勝岳方面へかなり山側へ入った場所にあります。
花畑などを巡る上富良野観光とは道路の雰囲気も変わってきます。
上富良野駅から町営バスでも行ける
車がなくても、JR上富良野駅から町営バス十勝岳線を利用できます。
最寄りの停留所は「吹上いこいの広場(吹上露天の湯)」です。
上富良野駅から十勝岳温泉地区まで利用する場合、2026年9月現在の運賃は大人500円、小人250円です。
十勝岳線は1月1日のみ運休と案内されています。
ただし、便数は多くありません。
車なしで行く場合は、行きのバスより先に帰りの時刻を確認してください。
山の中で「次のバスまで少し待てばいい」という感覚で行くと、長時間待つことになる可能性があります。
上富良野町営バス十勝岳線の最新時刻表・運賃を確認してから向かいましょう。

レンタカーがなくても行けるんですね。

町営バスがあります。ただし便数が限られるので、帰りまで含めて時刻を決めてから行くのが大切です。山の温泉なので、市街地観光より移動計画をしっかり立てておきたいですね。
車なら上富良野市街から十勝岳方面へ
車の場合は、上富良野市街から十勝岳方面へ向かうルートが分かりやすいです。
市街地から山へ近づくほどカーブや勾配が増え、天候も変わりやすくなります。
夏場でも濃霧や雨などで視界が悪くなることがあるため、ナビだけに頼らず道路標識も確認しましょう。
上富良野の花畑などと組み合わせて巡る場合は、上富良野観光完全ガイドで全体の位置関係を確認しておくと分かりやすいです。
美瑛・白金側から向かう場合は冬季通行止めに注意
美瑛の白金温泉や十勝岳望岳台側から吹上温泉へ抜けるルートもありますが、ここには重要な注意点があります。
道道966号十勝岳温泉美瑛線の白銀荘~望岳台間は、冬季に通行止めとなる区間があります。
2026年は4月23日11時に冬季通行止めが解除されました。
つまり、夏にGoogleマップで走れたルートが冬も同じように使えるとは限りません。
冬に「青い池・白金温泉から吹上露天の湯へ抜けよう」と考える場合は特に注意してください。
ナビの所要時間だけを見るのではなく、北海道地区道路情報や上富良野町の最新通行情報を確認してから出発しましょう。
美瑛側の温泉を探している場合は、びえい白金温泉の日帰り温泉・宿泊ガイドも参考にしてください。
冬でも吹上露天の湯に入れる?
吹上露天の湯そのものは、公式には24時間利用できる温泉として案内されています。
冬も温泉を楽しめる場所ですが、夏と同じ感覚で向かうのはおすすめできません。
十勝岳周辺は積雪量が多く、道路は圧雪・凍結路面になることがあります。
駐車場所から露天風呂までの歩道も、雪や凍結で歩きにくくなる可能性があります。
| 冬に確認したいこと | 理由 |
|---|---|
| 道路の通行状況 | 冬季閉鎖区間や一時通行止めがあるため |
| 天気 | 山間部は市街地と条件が異なるため |
| 路面状況 | 圧雪・アイスバーンになる可能性があるため |
| 防寒 | 入浴前後に急激に冷えるため |
| 足元 | 雪や凍結した遊歩道を歩くため |
北海道の冬道に慣れていない場合、悪天候の日に無理をして向かう場所ではありません。
「24時間利用できる」と「24時間いつでも安全に行ける」は別と考えておきましょう。
吹上露天の湯は「北の国から」のロケ地でもある
吹上露天の湯が広く知られるようになった理由のひとつが、テレビドラマ「北の国から」です。
公式観光案内でも、ドラマの撮影に使用された場所として紹介されています。
現在も入浴できる温泉なので、建物を保存したロケ地とは少し違い、「作品に登場した場所を実際に利用できる」という点も特徴です。
富良野・麓郷を中心とした主要なロケ地を巡りたい場合は、北の国からロケ地完全ガイドでまとめています。
吹上露天の湯と白銀荘はどちらがおすすめ?
すぐ近くには吹上温泉保養センター白銀荘があります。
どちらも温泉ですが、旅行者にとっての使い方はかなり違います。
| 比較 | 吹上露天の湯 | 白銀荘 |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料 |
| 雰囲気 | 自然そのままの露天風呂 | 温泉施設 |
| 入浴 | 混浴 | 男女別浴場あり |
| 脱衣場 | なし | あり |
| 向いている人 | 秘湯感を楽しみたい | 設備のある温泉でゆっくりしたい |
吹上露天の湯は「無料だから白銀荘よりお得」という単純な比較ではありません。
設備も利用方法も違うため、自分がどんな温泉を求めているかで選ぶのがおすすめです。
滞在時間は30~60分程度を目安に
吹上露天の湯には、公式に設定された標準所要時間はありません。
旅行計画を立てる場合は、駐車場からの移動、着替え、入浴を合わせて30~60分程度をひとつの目安にすると予定を組みやすいでしょう。
これは公式所要時間ではなく、旅程を考えるための目安です。
冬や混雑時、公共交通利用の場合はさらに余裕を持たせてください。
初めて行く前に確認しておきたいこと
| 確認 | ポイント |
|---|---|
| 混浴 | 男女別ではない |
| 水着 | 女性は水着またはタオル利用が推奨 |
| 脱衣場 | なし |
| 料金 | 無料 |
| 営業時間 | 24時間 |
| 駐車場 | 吹上憩いの広場を利用 |
| バス | 吹上いこいの広場停留所あり |
| 冬 | 積雪・凍結・冬季道路規制を確認 |
吹上露天の湯でよくある疑問
吹上露天の湯は本当に無料ですか?
はい。かみふらの十勝岳観光協会では入浴料金無料と案内されています。
24時間いつでも入れますか?
公式の利用時間は24時間です。ただし自然環境の中にあるため、安全上の理由による一時閉鎖や道路規制などが発生する可能性はあります。
水着で入っても大丈夫ですか?
女性については、公式観光案内で水着着用またはタオルを巻いての入浴がすすめられています。
女性専用の時間はありますか?
公式情報では女性専用時間は案内されておらず、男女混浴の露天風呂です。
脱衣所はありますか?
ありません。一般的な温泉施設とは設備が違うため、着替え方も考えてから向かいましょう。
駐車場はありますか?
吹上憩いの広場に駐車スペースがあります。ただし公式の現在の施設案内では台数が明記されていないため、本記事では収容台数を断定していません。
冬でも車で行けますか?
上富良野側から十勝岳方面へ向かう道路は冬も町営バスが運行していますが、積雪や凍結、一時的な道路規制に注意が必要です。また、美瑛・望岳台側へ抜ける道には冬季通行止め区間があります。
無料というだけでなく「自然の温泉」であることを知って訪れたい
吹上露天の湯は、無料・24時間という言葉だけでも興味を引く温泉です。
ただ、本当の特徴は料金よりも、十勝岳の山の中で湧いている温泉を自然に近い形で楽しめることにあります。
その代わり、脱衣場はなく、男女混浴。
冬には道路や雪の状況にも注意しなければなりません。
ホテルの日帰り温泉とはまったく違う場所だからこそ、仕組みを理解し、必要な準備をしてから行くことが大切です。
美瑛から富良野方面を巡る旅行で十勝岳まで足を延ばすなら、上富良野の花畑とはまた違った北海道を感じられる場所です。
利用状況や道路状況は変わる場合がありますので、出発前にはかみふらの十勝岳観光協会、上富良野町、道路管理者の最新情報も確認してください。
